最新の高校ランキング

2023.07.23 Sunday

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    最新の高校ランキング(偏差値一覧)が届きました!

    会員の受験生には、24日に配布します。

    塾の掲示板に貼りました。

     

     

     

        

    高校ランキングは、模擬試験各社が作成していますが、

    千葉県公立高校の偏差値や志望校判定に関しては、

    このSもぎ(総進図書)のものが最も確度が高いと感じています。

     

    昨年から偏差値が5上がった!とか、そんな学校はありませんが、

    柏中央に柏の葉が並んでいたりとか、最近の競争率の高さが反映されてきました。

     

    ランキングの偏差値は、合格可能性60%の偏差値です。

    より確実に合格できる80%には、+2ポイントしてください。

     

    このランキング表の偏差値+2ポイント以上の偏差値に到達すると、

    中学校の先生にも合格の可能性について厳しく言われることがないでしょう。

    (むしろ60%の偏差値だと、心配されることが多いようです)

     

    来春の受験に向けて、色々な情報が揃ってきました。

    ということは、入試が着実に近づいているのです。

     

     

    塾生は24日から夏期講習です。

     

    プラス進研の熱い夏!

     

     

     

    四の五も言わずに勉強する。

     

    覚悟をきめて取り組もう!

     

    千葉県公立高校入試、来春からマークシートやデジタル採点を導入!

    2023.07.20 Thursday

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      こんばんは。

      夕方に千葉県教育委員会より、令和6年度からの出題方針および改善策が公表されました。

       

      タイトルにもある通り、大きな変更点として、マークシートとデジタル採点を導入することが決まりました。

      これは、今春の入試における採点ミス問題を受けて、県教委が改善検討会議を発足、6月の有識者会議による改善案の提言を受けて、それらを踏まえた改善策を正式に決定した形です。

       

       

      決定した改善策は以下の通り(県教委HPより抜粋)-----------------

       

      【改善策1】学力検査問題の解答方法は、短答を含む記述式(以下、記述式という。)とマークシート式の併用型とする。

      【改善策2】記述式部分の採点は、デジタル採点システムにより、別の採点者がそれぞれ採点を行った後、結果を突き合せて確認を行う。

      【改善策3】合否のボーダーライン付近の答案点検を実施する。

      【改善策4】採点・点検を行うための臨時休業日を追加で設定できるようにする。

      【改善策5】採点・点検は、原則として全ての学校において同一の方法で行う。

       

      ----------------------------------------------------------------------

       

      出題の方針については、改善策からもわかる通り、昨年までと同様に「記号選択問題」と「記述問題」(用語等の短答含む)となっています。

       

      試験問題そのものに大きな変更はなく、マークシート導入により自動採点となるため、この部分での採点ミスは撲滅でき、さらに高校教員の採点による負担は軽減されます。ただ、受験生は念のためマークミスに対するケアなどの対策を講じる必要があります。

       

      また、デジタル採点については、画面上にスキャンニングされた解答用紙を「人(教員)」が解読して正誤の判定を行います。同じ問題を2系統で行い突き合わせるので、採点ミスは大きく減ると考えられますが、受験生はこれまで以上に「ていねいに」かつ「鮮明な字で」回答する努力をする必要はあるでしょう。

       

       

      県教委は、8月中旬以降に解答用紙のサンプルを公表する予定とのことなので、どのような形式になるかは事前に判明します。それを踏まえて、各方面への影響についてですが、

       

      まず、私立高校の作問について、各校で夏頃から本格的に作問を開始していきます。

      これまで公立入試に準じた試験問題を用意していた高校は、この変更に合わせてマークシートを導入するなどの変更があるかもしれません。

      遅くても秋の入試説明会では説明があると思いますので、受験を検討している高校ごとに確認していきましょう。

       

       

      次に、受験生が練習で受験する「Sもぎ」や「Vもぎ」といった模擬試験については、早急な対応は難しいと考えられます。

      これは、各社が作成する出題計画に基づき、早々に作問しているためで、私の認識では年内(12月)もしくは最終号(1月)の試験に間に合わせられるかどうか、というところだと思います。

      模擬試験各社からも、作問や出題形式に関する告知があるかと思いますので、そちらも併せて注視していただければと思います。

       

       

      マークシートの場合、マークシート特有のミスが発生することがあります。

      たとえば、

      1、「エ」を塗ったはずなのに「ウ」を塗っていた

      2、塗りつぶしが薄くて読み取ってもらえなかった

      3、迷った問題を飛ばして次の問題を解いたときに、マークが1問ずつずれた

        (これが最も悲惨なパターン)

      などです。

       

       

      こうならないように、練習の機会を設けるのですが、模擬試験でマークシートの練習が難しいとなると、受験生の頼りどころは、「以前からマークシート式を採用している私立高校」の入試問題になります。

      特に、受験生が多い高校ではマークシートを採用していることが多いので、そのような高校の過去問題等でマークの練習をすると良いかもしれません。

      ちなみに、県内の上位私立高校を併願受験する場合は、芝浦柏、専大松戸、日大習志野など多くの学校でマークシート形式になっていますので、受験する私立高校の過去問題集でコツをつかんでおくといいでしょう。

       

       

      これまで、方針の変更等がある場合、十分な告知期間と準備期間をとってきた千葉県としては、珍しくスピード感を持って改善されることになりました。

      私は良いことだと思いますが、「聞いてないよ!」と思う受験生もいると思います。

      ですが、出題方針が大きく変更になる(マークのみとか記述だけとか)訳ではないので、まずは冷静に受け止めて、各々ができる準備・対策をしていけばよいでしょう。

       

      いずれにしても、採点が正当かつ公正、そして正確に実施され、円滑に運営されることが一番です。受験生のための前向きな改革として受け止めたいと思います。

       

       

       

      以下、関連リンク

      令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の実施教科及び出題方針について(県教委)

      https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r6/0719houshin.html

       

      令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜の改善策について(県教委)

      https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r6/r60719kaizensaku.html

       

      相次いだ採点ミス受け 千葉県教委が公立高校入試の改善策を公表(チバテレビ)

      https://nordot.app/1054320578286289402?c=428427385053398113

       

       

      令和6年度千葉県公立高校入試の学校設定検査内容

      2023.07.14 Friday

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        千葉県教育委員会は7月12日、2024年度(令和6年度)千葉県公立高等学校入学者選抜「一般入学者選抜」等における学校設定検査の内容等について公表しました。

         

         

        2024年度千葉県公立高等学校入学者選抜で一般入学者選抜を実施するのは、全日制119校194学科、定時制16校16学科です。

        全日制(地域連携アクティブスクールを除く)および定時制の課程のすべての学校・学科で行います。

        各高校は、2024年2月20日の1日目に国語・数学・英語の3教科、2月21日の2日目に理科・社会の2教科の学力検査と「学校設定検査」を実施します。

         

         

        学校設定検査は、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査およびそのほかの検査の中から、学校の特色に応じて1つ以上を行うことになります。

        各検査を実施する学校・学科(延べ数)は、面接が75校119学科で最多となっており、集団討論が1校1学科、自己表現が43校61学科、作文が9校14学科、小論文が1校2学科、適性検査が8校12学科、思考力を問う問題が3校3学科(県立千葉・千葉東・東葛飾)です。

        来春も学校独自問題による検査を実施する学校はありません。また、4校4学科が志願理由書の提出を求めます。

         

         

        実施する学校設定検査の数は、1つが110校176学科、2つが13校18学科。志願者本人が当該高校・学科を志願する動機や理由など、自己アピールについて定められた様式で作成する志願理由書の提出を求めるのは、4校4学科となっています。

         

         

        また、海外帰国生徒の特別入学者選抜を実施するのは、全日制20校26学科。国語・数学・英語の学力検査および学校設定検査を実施し、調査書などの書類の審査、学力検査の成績、各高校で実施した学校設定検査の結果を資料として総合的に判定します。学校設定検査の内容は、面接が19校25学科、自己表現が1校1学科、作文が3校4学科です。

         

         

        最後に、令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜の日程を確認します。

        一般入学者選抜、連携型高校の特別入学者選抜、地域連携アクティブスクールの入学者選抜は、2月20日,21日に学力検査を実施し、感染症罹患などにより受検できなかった生徒を対象とした追検査は2月29日に実施されます。合格発表は3月4日です。

         

         

        なお、学校別の検査内容一覧など、詳細は千葉県教育委員会のWebサイトから確認できます。

        https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r6/0712zeniti.html

         

         

        第3学区の高校については以下にまとめてみました。

         

        果たして変わるのか?千葉県公立高校入試問題

        2023.06.17 Saturday

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          またしても久しぶりの投稿になってしまいました。

          みなさんお元気ですか?

           

           

          むかし、日産セフィーロのCMで、「みなさんお元気ですか!?」ってのがありまして。

          確か、オンエア開始直後に昭和天皇が体調を崩されて、自粛モードになりその部分の音声を消したため、

          ほんのわずかな期間しか流されなかった...。まぁ、あのセリフにあの声、インパクト強すぎる。

          しかし、あの美声で「お元気ですか?」なんて聞かれたら、「元気です」って言うしかないです。

           

           

           

          さて、話はそんなことではなく。

          木曜日の朝日新聞や千葉日報で、千葉県公立高校入試に関する記事が出ていました。

          今春の入試で採点誤りが多発したことから、県教委が立ち上げた検討会議が提言をまとめたそうです。

          簡潔に言えば、「マークシート」や「デジタル採点システム」を導入すべきとのこと。

           

          https://www.asahi.com/articles/ASR6G7HLKR6GUDCB004.html

           

          https://news.yahoo.co.jp/articles/17f18cd6f0a54517301c93c9842481dd15495b43

           

          マークシートは東京都や神奈川県で採用されています。記述問題との併用入試だったかと思います。

          デジタル採点は、数年前に採点ミスが多発した茨城県が改善策として導入しています。

           

           

           

          ここからはあくまで個人的な意見です。

          マークシートは答案を機械が読み取るので、基本的にミスはなくなるでしょう。

          しかし、デジタル採点は結局のところ「人の目」が採点するわけですからね。もちろん、ミスは減ると思いますが。

           

          実際に、模擬試験も多くがデジタル採点になっていますが、採点ミスがないわけではありません。

          スキャンニングした解答用紙を読み取るので、解読不能に近い字を書く受験生もいますから大変でしょう。

          とにかく、人が採点業務に関わる以上、撲滅は難しいと思います。

          完璧を求めるなら、全問マークシートかつ採点の外部委託しかないように感じます。

           

          しかし、全問マークシートは時代の流れにそぐわないという意見もありますし、

          マークは読み取りソフトが必要(もちろんデジタル採点もソフトが必要で費用がかかります)になります。

          だからと言って、外部委託は費用の他さまざまな課題があるでしょう。

          そうなると、現状の出題形式でデジタル採点採用か、マーク&記述併用が現実的な気がしますがどうなるでしょう。

           

           

          ちなみに私は、全問マークシートでも出題の工夫次第で思考力は問えると考えている立場です。

          昨今騒がれている「働き方改革」にも効果的ですし。

          それに、どうしても思考力に加えて記述力を問いたいなら、

          2日目の検査で「思考力を問う問題」を採用すればいいだけの話ではないかとも思います。

           

          現状は1日目も2日目も教員が採点業務に当たっていますから、1日目が全問マークシートになれば、

          2日目で記述採点を行ったとしても労力は半分程度になるでしょう。

          もちろん、2日目に「思考力問題」を採用する高校はほんの一部でしょうから、

          ほとんどの高校で業務の大幅削減になることは間違いありません。

          特に作文採点(本当に大変らしい)のある国語科の教員は大喜び?でしょうか。

           

           

          とにもかくにも、採点業務で人の目を使う機会を減らすことが1番のはずです。

          授業をICT化するだとか、ハイブリッドだとか言うなら、ロボットでもできる採点業務こそ人の手から分離すべきだと思います。


           

          県教委は7月中旬をめどに、来春の入試における改善策を公表する予定だそうで、どうなるのか注視したいところです。

          2023年千葉県公立高校入試の平均点が公表されました

          2023.05.19 Friday

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            久しぶりの更新になってしまいました。

             

            一昨日、千葉県公立高校入試(2023年春)の平均点が発表されました。

            入試当日から難化したとか易しくなったとか、様々な感想・予測が飛び交っておりましたが結果的には5教科で257.7点となり、昨年の266.7点と比べると9点下がり、2年連続の下落です。

            また、この平均点は最近10年間では3番目に低い得点となりました。

             

             

            科目別にみると、今年、特に難化したのが英語(昨年比−11.1点)で、逆に易化したのは理科(昨年比+8点)でした。

            このあたりは、受験直後の受験生の感想に近く、マイナス・プラスの幅はともかくとして、実感通りの入試だったということになるでしょう。

             

             

            また、私が気になったのは、総合点の標準偏差が下がった(各教科も下がっています)ことです。

            下表にまとめました。( )内の数字が標準偏差です。

            国語 数学 英語 社会 理科 合計
            2023

            47.9

            (15.5)

            47.0

            (18.8)

            47.6

            (23.2)

            54.5

            (19.8)

            60.7

            (21.9)

            257.7

            (90.6)

            2022

            47.7

            (16.7)

            51.5

            (21.2)

            58.7

            (23.9)

            56.3

            (21.3)

            52.7

            (21.4)

            266.7

            (94.3)

            2021

            52.8

            (17.7)

            59.3

            (21.3)

            61.7

            (26.1)

            57.7

            (21.3)

            54.6

            (18.7)

            286.2

            (94.0)

             

            標準偏差が下がることは、受験生間で生じる得点差が小さい、つまり「学力検査では差がつきにくかった」ことを意味します。

            その点から考えると、内申点の高い生徒には有利に働いたと言えるでしょう。

            もちろん、内申点を半分に圧縮する高校があったりしますので、すべての高校で該当するわけではありませんが、

            高い内申点に救われた受験生が例年に比べると多かったのではないでしょうか。

             

             

            過去の傾向では、2年連続で平均点が下がると、翌春の入試では易しくなる(平均点が上がる)ことがほとんどですが、

            時代の流れとともに求められる学力も変化していて、入試問題にも変化がみられますので、来春の入試以降もどうなるのか。

            特に今年は採点ミスの問題もあり、改善策も検討されているようですし、そのあたりも含めて注目していきたいですね。

             

             

            教科ごとにもいろいろと書きたいことはあるのですが、とてつもなく長い記事になってしまうので、今回はこのくらいにしておきます。