会員の受験生には、24日に配布します。
高校ランキングは、模擬試験各社が作成していますが、
千葉県公立高校の偏差値や志望校判定に関しては、
このSもぎ(総進図書)のものが最も確度が高いと感じています。
昨年から偏差値が5上がった!とか、そんな学校はありませんが、
柏中央に柏の葉が並んでいたりとか、最近の競争率の高さが反映されてきました。
ランキングの偏差値は、合格可能性60%の偏差値です。
より確実に合格できる80%には、+2ポイントしてください。
このランキング表の偏差値+2ポイント以上の偏差値に到達すると、
中学校の先生にも合格の可能性について厳しく言われることがないでしょう。
(むしろ60%の偏差値だと、心配されることが多いようです)
来春の受験に向けて、色々な情報が揃ってきました。
ということは、入試が着実に近づいているのです。
塾生は24日から夏期講習です。
プラス進研の熱い夏!
四の五も言わずに勉強する。
覚悟をきめて取り組もう!
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夕方に千葉県教育委員会より、令和6年度からの出題方針および改善策が公表されました。
タイトルにもある通り、大きな変更点として、マークシートとデジタル採点を導入することが決まりました。
これは、今春の入試における採点ミス問題を受けて、県教委が改善検討会議を発足、6月の有識者会議による改善案の提言を受けて、それらを踏まえた改善策を正式に決定した形です。
決定した改善策は以下の通り(県教委HPより抜粋)-----------------
【改善策1】学力検査問題の解答方法は、短答を含む記述式(以下、記述式という。)とマークシート式の併用型とする。
【改善策2】記述式部分の採点は、デジタル採点システムにより、別の採点者がそれぞれ採点を行った後、結果を突き合せて確認を行う。
【改善策3】合否のボーダーライン付近の答案点検を実施する。
【改善策4】採点・点検を行うための臨時休業日を追加で設定できるようにする。
【改善策5】採点・点検は、原則として全ての学校において同一の方法で行う。
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出題の方針については、改善策からもわかる通り、昨年までと同様に「記号選択問題」と「記述問題」(用語等の短答含む)となっています。
試験問題そのものに大きな変更はなく、マークシート導入により自動採点となるため、この部分での採点ミスは撲滅でき、さらに高校教員の採点による負担は軽減されます。ただ、受験生は念のためマークミスに対するケアなどの対策を講じる必要があります。
また、デジタル採点については、画面上にスキャンニングされた解答用紙を「人(教員)」が解読して正誤の判定を行います。同じ問題を2系統で行い突き合わせるので、採点ミスは大きく減ると考えられますが、受験生はこれまで以上に「ていねいに」かつ「鮮明な字で」回答する努力をする必要はあるでしょう。
県教委は、8月中旬以降に解答用紙のサンプルを公表する予定とのことなので、どのような形式になるかは事前に判明します。それを踏まえて、各方面への影響についてですが、
まず、私立高校の作問について、各校で夏頃から本格的に作問を開始していきます。
これまで公立入試に準じた試験問題を用意していた高校は、この変更に合わせてマークシートを導入するなどの変更があるかもしれません。
遅くても秋の入試説明会では説明があると思いますので、受験を検討している高校ごとに確認していきましょう。
次に、受験生が練習で受験する「Sもぎ」や「Vもぎ」といった模擬試験については、早急な対応は難しいと考えられます。
これは、各社が作成する出題計画に基づき、早々に作問しているためで、私の認識では年内(12月)もしくは最終号(1月)の試験に間に合わせられるかどうか、というところだと思います。
模擬試験各社からも、作問や出題形式に関する告知があるかと思いますので、そちらも併せて注視していただければと思います。
マークシートの場合、マークシート特有のミスが発生することがあります。
たとえば、
1、「エ」を塗ったはずなのに「ウ」を塗っていた
2、塗りつぶしが薄くて読み取ってもらえなかった
3、迷った問題を飛ばして次の問題を解いたときに、マークが1問ずつずれた
(これが最も悲惨なパターン)
などです。
こうならないように、練習の機会を設けるのですが、模擬試験でマークシートの練習が難しいとなると、受験生の頼りどころは、「以前からマークシート式を採用している私立高校」の入試問題になります。
特に、受験生が多い高校ではマークシートを採用していることが多いので、そのような高校の過去問題等でマークの練習をすると良いかもしれません。
ちなみに、県内の上位私立高校を併願受験する場合は、芝浦柏、専大松戸、日大習志野など多くの学校でマークシート形式になっていますので、受験する私立高校の過去問題集でコツをつかんでおくといいでしょう。
これまで、方針の変更等がある場合、十分な告知期間と準備期間をとってきた千葉県としては、珍しくスピード感を持って改善されることになりました。
私は良いことだと思いますが、「聞いてないよ!」と思う受験生もいると思います。
ですが、出題方針が大きく変更になる(マークのみとか記述だけとか)訳ではないので、まずは冷静に受け止めて、各々ができる準備・対策をしていけばよいでしょう。
いずれにしても、採点が正当かつ公正、そして正確に実施され、円滑に運営されることが一番です。受験生のための前向きな改革として受け止めたいと思います。
以下、関連リンク
令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の実施教科及び出題方針について(県教委)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r6/0719houshin.html
令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜の改善策について(県教委)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r6/r60719kaizensaku.html
相次いだ採点ミス受け 千葉県教委が公立高校入試の改善策を公表(チバテレビ)
https://nordot.app/1054320578286289402?c=428427385053398113
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2024年度千葉県公立高等学校入学者選抜で一般入学者選抜を実施するのは、全日制119校194学科、定時制16校16学科です。
全日制(地域連携アクティブスクールを除く)および定時制の課程のすべての学校・学科で行います。
各高校は、2024年2月20日の1日目に国語・数学・英語の3教科、2月21日の2日目に理科・社会の2教科の学力検査と「学校設定検査」を実施します。
学校設定検査は、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査およびそのほかの検査の中から、学校の特色に応じて1つ以上を行うことになります。
各検査を実施する学校・学科(延べ数)は、面接が75校119学科で最多となっており、集団討論が1校1学科、自己表現が43校61学科、作文が9校14学科、小論文が1校2学科、適性検査が8校12学科、思考力を問う問題が3校3学科(県立千葉・千葉東・東葛飾)です。
来春も学校独自問題による検査を実施する学校はありません。また、4校4学科が志願理由書の提出を求めます。
実施する学校設定検査の数は、1つが110校176学科、2つが13校18学科。志願者本人が当該高校・学科を志願する動機や理由など、自己アピールについて定められた様式で作成する志願理由書の提出を求めるのは、4校4学科となっています。
また、海外帰国生徒の特別入学者選抜を実施するのは、全日制20校26学科。国語・数学・英語の学力検査および学校設定検査を実施し、調査書などの書類の審査、学力検査の成績、各高校で実施した学校設定検査の結果を資料として総合的に判定します。学校設定検査の内容は、面接が19校25学科、自己表現が1校1学科、作文が3校4学科です。
最後に、令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜の日程を確認します。
一般入学者選抜、連携型高校の特別入学者選抜、地域連携アクティブスクールの入学者選抜は、2月20日,21日に学力検査を実施し、感染症罹患などにより受検できなかった生徒を対象とした追検査は2月29日に実施されます。合格発表は3月4日です。
なお、学校別の検査内容一覧など、詳細は千葉県教育委員会のWebサイトから確認できます。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r6/0712zeniti.html
第3学区の高校については以下にまとめてみました。
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みなさんお元気ですか?
むかし、日産セフィーロのCMで、「みなさんお元気ですか!?」ってのがありまして。
確か、オンエア開始直後に昭和天皇が体調を崩されて、自粛モードになりその部分の音声を消したため、
ほんのわずかな期間しか流されなかった...。まぁ、あのセリフにあの声、インパクト強すぎる。
しかし、あの美声で「お元気ですか?」なんて聞かれたら、「元気です」って言うしかないです。
さて、話はそんなことではなく。
木曜日の朝日新聞や千葉日報で、千葉県公立高校入試に関する記事が出ていました。
今春の入試で採点誤りが多発したことから、県教委が立ち上げた検討会議が提言をまとめたそうです。
簡潔に言えば、「マークシート」や「デジタル採点システム」を導入すべきとのこと。
https://www.asahi.com/articles/ASR6G7HLKR6GUDCB004.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/17f18cd6f0a54517301c93c9842481dd15495b43
マークシートは東京都や神奈川県で採用されています。記述問題との併用入試だったかと思います。
デジタル採点は、数年前に採点ミスが多発した茨城県が改善策として導入しています。
ここからはあくまで個人的な意見です。
マークシートは答案を機械が読み取るので、基本的にミスはなくなるでしょう。
しかし、デジタル採点は結局のところ「人の目」が採点するわけですからね。もちろん、ミスは減ると思いますが。
実際に、模擬試験も多くがデジタル採点になっていますが、採点ミスがないわけではありません。
スキャンニングした解答用紙を読み取るので、解読不能に近い字を書く受験生もいますから大変でしょう。
とにかく、人が採点業務に関わる以上、撲滅は難しいと思います。
完璧を求めるなら、全問マークシートかつ採点の外部委託しかないように感じます。
しかし、全問マークシートは時代の流れにそぐわないという意見もありますし、
マークは読み取りソフトが必要(もちろんデジタル採点もソフトが必要で費用がかかります)になります。
だからと言って、外部委託は費用の他さまざまな課題があるでしょう。
そうなると、現状の出題形式でデジタル採点採用か、マーク&記述併用が現実的な気がしますがどうなるでしょう。
ちなみに私は、全問マークシートでも出題の工夫次第で思考力は問えると考えている立場です。
昨今騒がれている「働き方改革」にも効果的ですし。
それに、どうしても思考力に加えて記述力を問いたいなら、
2日目の検査で「思考力を問う問題」を採用すればいいだけの話ではないかとも思います。
現状は1日目も2日目も教員が採点業務に当たっていますから、1日目が全問マークシートになれば、
2日目で記述採点を行ったとしても労力は半分程度になるでしょう。
もちろん、2日目に「思考力問題」を採用する高校はほんの一部でしょうから、
ほとんどの高校で業務の大幅削減になることは間違いありません。
特に作文採点(本当に大変らしい)のある国語科の教員は大喜び?でしょうか。
とにもかくにも、採点業務で人の目を使う機会を減らすことが1番のはずです。
授業をICT化するだとか、ハイブリッドだとか言うなら、ロボットでもできる採点業務こそ人の手から分離すべきだと思います。
県教委は7月中旬をめどに、来春の入試における改善策を公表する予定だそうで、どうなるのか注視したいところです。
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一昨日、千葉県公立高校入試(2023年春)の平均点が発表されました。
入試当日から難化したとか易しくなったとか、様々な感想・予測が飛び交っておりましたが結果的には5教科で257.7点となり、昨年の266.7点と比べると9点下がり、2年連続の下落です。
また、この平均点は最近10年間では3番目に低い得点となりました。
科目別にみると、今年、特に難化したのが英語(昨年比−11.1点)で、逆に易化したのは理科(昨年比+8点)でした。
このあたりは、受験直後の受験生の感想に近く、マイナス・プラスの幅はともかくとして、実感通りの入試だったということになるでしょう。
また、私が気になったのは、総合点の標準偏差が下がった(各教科も下がっています)ことです。
下表にまとめました。( )内の数字が標準偏差です。
国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 合計 | |
2023 |
47.9 (15.5) |
47.0 (18.8) |
47.6 (23.2) |
54.5 (19.8) |
60.7 (21.9) |
257.7 (90.6) |
2022 |
47.7 (16.7) |
51.5 (21.2) |
58.7 (23.9) |
56.3 (21.3) |
52.7 (21.4) |
266.7 (94.3) |
2021 |
52.8 (17.7) |
59.3 (21.3) |
61.7 (26.1) |
57.7 (21.3) |
54.6 (18.7) |
286.2 (94.0) |
標準偏差が下がることは、受験生間で生じる得点差が小さい、つまり「学力検査では差がつきにくかった」ことを意味します。
その点から考えると、内申点の高い生徒には有利に働いたと言えるでしょう。
もちろん、内申点を半分に圧縮する高校があったりしますので、すべての高校で該当するわけではありませんが、
高い内申点に救われた受験生が例年に比べると多かったのではないでしょうか。
過去の傾向では、2年連続で平均点が下がると、翌春の入試では易しくなる(平均点が上がる)ことがほとんどですが、
時代の流れとともに求められる学力も変化していて、入試問題にも変化がみられますので、来春の入試以降もどうなるのか。
特に今年は採点ミスの問題もあり、改善策も検討されているようですし、そのあたりも含めて注目していきたいですね。
教科ごとにもいろいろと書きたいことはあるのですが、とてつもなく長い記事になってしまうので、今回はこのくらいにしておきます。
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まずは、すべての受験生のみなさん、長い受験生としての旅はターミナル(終着駅)にたどり着きました。
長旅の疲れもあることと思います。ひとまず心身の疲れを癒してください。
そして、見事合格を勝ち取ったみなさん、合格おめでとうございます。
また、高校入試では本意の地にたどり着けなかったみなさん、残念ですが現実として受け止めて、いっぱいいっぱい落ち込んだら、気持ちを切り替えて、あなたのユートピアである次の終着駅を目指しましょう。
4月から、みなさんの新たな旅が始まります。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず」(方丈記)
「月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり」(おくのほそ道)
古典でも多くの名文が残されていますが、中学校生活も高校受験も高校進学も高校生活も、人生という長い長い旅のほんの一部の通過点でしかありません。
みなさんはそうした万物の流れの中で、日々刻々と変わりゆく世を生きています。
その流れにしっかりと身を任せて、日々成長しながら前に進むこと、これはこの世に生きる宿命みたいなものではないかと改めて思います。
たった1度の人生です。その時その時を大いに謳歌して、充実の3年間にしてほしいと心から願っています。
さて、話は変わりますが、今年、当塾からの受験生は7名でした。
小所帯ではありますが、受験生ひとり一人が「夢」と「希望」と「現実」に真摯に向き合えるような進路指導ができるよう、心の力が少しでも育つことを願い、毎年、受験というビッグイベントを迎えています。
今回の公立高校入試に挑んだ6名は、志望校を最後まで下げることなく、チャレンジしてくれました。
受験直前の1ヶ月、当塾の進路アドバイスはかなり厳しいものがあります。
仮に受験する高校が同じであっても、内申点等の境遇で異なる合格基準点をひとり一人に提示し、それを目標に過去問や対策試験を重ねていきます。
得点結果が出るたびに、オリジナルの「得点記録表」に数値が刻まれ、基準点に到達しているかの判定「〇」「△」「×」が記録されていきます。
「〇」が多ければ適正受験校(安全圏)ですので、自信をもって挑むことができるでしょうが、「△」(合否50%程度)や「×」(25%未満)が多いと、厳しい「現実」に気持ちが不安定になることもあるでしょう。
しかし、私は「受かるよ」とか「あなたなら大丈夫」といった、『根拠のない励まし』で受験生を送り出すことができない人間で、目の前の現実を提示し、それは『乗り越えるべき壁』だと思ってチャレンジできるような『強い心』を持てる人になってほしいと願うのです。
そうして挑戦した結果が不本意であっても、受験勉強で育んだ『心のつよさ』は自分の財産として残っていくはずです。
さらに3年後の大学受験でリベンジを果たすことができるでしょうし、実際に送り出した卒業生もたくさんのリベンジを果たしてくれています。
そのような理由から「受かる学校」に誘導し受験させていく、という指導は一切行いません。悔いなく受験を終わることが第一義であるべきです。
だから、どうしても公立の合格率100%は至難の業です。(指導歴20年の中で1度しかありません)
ただし、念のためお断りしておきますが、
だからと言って、「挑戦することに価値があり、不合格になってもいい」(特攻隊的な考え方)ということではありません。
挑戦するからには、当然、僅かであっても勝てる可能性を見出し、徹底的に勝ちに行きます。
真摯に勝ちに挑んだ結果の負けに大きな価値があるのです。(私の考える『9勝6敗がちょうどいい』というやつです)
とは言っても、受験生を抱えるご家庭にはそれぞれの事情があるでしょうし、挑戦を強要することはできません。
現実が目の当たりになるからこそ、合格の可能性と言ったアドバイスも可能になりますし、最終的な受験校をどうするか、各家庭で話し合う時間を十分にとっていただきたいと考えています。
高校受験に悔いを残さないためには、家庭内の十分な協議が絶対条件だからです。
そうした中で、今年は6名中5名は厳しい戦いが予測されましたが、ともに挑戦というカードを選びました。
というよりも、ご家庭にお子さんの思いを受け止めていただき、その選択が許されたと思っています。
そして、出願と志願先変更を経て、厳しい現実と向き合いながら、最後の1ヶ月、2週間、1週間を過ごしてくれました。
その中で培われた心の強さが、”奇跡の合格”を含む、今回の結果につながったのでしょう。
結果は出そろいましたが、みなさん立派に挑戦したその姿勢に賛辞を贈りたいと思います。
【2023年高校入試結果および進学先(在籍生7名)】
・千葉県立小金高等学校
・千葉県立柏高等学校
・千葉県立松戸国際高等学校
・千葉県立柏中央高等学校
・千葉県立我孫子高等学校
・私立・麗澤高等学校(S特進)
・私立・東洋大学附属牛久高等学校
進学おめでとうございます。高校入学後の躍進を心より応援しています。
受験生およびご家族のみなさま、貴重なご縁をいただき心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
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今年は朝9時から各高校のホームページでWEB発表も行われるようですが、受験生のみなさんはぜひ、高校まで足を運んで、発表の瞬間を味わってもらいたいと思います。
私がこの仕事を始めて間もない頃は、生徒からの報告を待っていられず、朝9時から生徒が受験した学校を1つずつ回って確認したことを思い出します。
たいていの場合、最初に行くのは(受験者がいれば…)東葛飾高校や県立船橋高校でしたが、掲示板の前に受験生が群れだって、今か今かと発表のその瞬間を待つ。あの緊張感は、トップ校ということもあるのか独特であったのを覚えています。
発表時間直前に、張り出す先生が出てきて、ロール状に丸められた合格者の番号を時間になったら張り出すわけですが、若い番号から順に判明していくので、受験生の群衆の中から「あったー!」とか「キャー!」とか、飛び交います。かと思うと、うつむき加減に群れから離脱する姿も。その姿に胸が張り裂けそうになりますが、”これが高校入試”と講師である自分が強く実感させられていたような気がしていました。
しかし、情報通信網の発達で、昔は当たり前だった「校内掲示」形式の合格発表は、めっきり少なくなってしまいました。
私立高校の多くがWEB発表になり出して、コロナ禍でその流れに拍車がかかりました。
そして、このWEB発表がなんとも味気ない。
合格者の受験番号が一覧になってWEBページに出現する方式はまだマシですが、「受験番号」と「パスワード」を入れると「合否」が画面上に現れるパターン。これは合格発表というよりも、もはや『合否確認』『合否通知(通告)』ではないかと思ってしまいます。
私の考えが古典的すぎるのかもしれませんが、合格発表というのは、合格者の受験番号が一覧になって掲出されるものであって、一度に多くの人の目に触れるものである。つまり、広く一般に公表するから「発表」なのではないかと。
自分の結果しか閲覧できない「個人的な情報」として扱うのであれば、合格発表の体は成していないと思ってしまうのですが…。
受験番号が一覧で公表(発表)されることで、閲覧者は自分の結果だけでなく、様々な情報を得ることができます。
たとえば、どのくらいの人数が合格したのか、自分の前後左右の人は合格したのか、自分の同志はどうだったか...などがあるでしょう。
そうした情報に同時に触れることで、自身の結果についてもより深い実感が伴ってくる、そして新たな感情が湧きだってくる、これが人の性なのではないでしょうか。
(不合格だとしても、その結果から学ばされることも多く、ここで湧きだつ感情が次のチャレンジへの起爆剤となることもあるので、不本意ながらも一定の価値を見出すことができるのだと思います。)
こういった、合格発表の瞬間しか味わうことのできない、大切な人生の刹那というものがあるはずで、その刹那を情報通信の発達は奪ってしまったと思えてならないのです。
合格者の受験番号が掲出された瞬間、自分の番号を探すひと時、そして合格か否かが判明するその時、それぞれの瞬刻に必ず意味があると思います。自分の合否の実感は、その場に立ち会うことでしか感じることのできない部分があるのではないかと。
合格した人は喜びを爆発させるでしょう。しかし、その横には不本意な結果を瞬きもせず見つめる人もいるでしょう。そして互いに存在を自覚することで、そこから湧き出す感情もあるあるでしょう。それらは、その時を必死に生きたことの証でもあり、かけがえのないものだと思わずにいられません。
私は、みなさんへ吉報が届くことを祈ることしかできませんが、さまざまな思いが交錯するその瞬間を、ぜひ受験した高校で迎えてほしいと思います。
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今日、公立高校一般入学試験の2日目が行われ、入学試験が終了しました。
みなさん、本当にお疲れさまでした。
塾では、自己採点をしてもらいましたが、この結果がどうであっても、これで高校受験は終了です。
あとは3月3日(金)の合格発表を待つのみです。
合格発表までの9日間は長いと思うかもしれません。
しかし、すぐに答えが出ることの多いこの時代、「待たされる」ことも貴重な体験だと私は思っています。
不安定な状態で「自分を見つめ直したり」「将来のことを考えたり」することは、とても大切なことです。
そういう時間は、人生に何度もあるわけではありません。
何はともあれ、受験は終わったわけですから、ひとまず受験のことから離れて、卒業式や予餞会(送る会?)の練習に没頭したり、今までできなかった「やりたいこと」に時間を使ってみたり、ただ「ぼーっ」としてみたり、何をしても、この時間をプラスにできるはずだと思います。
みなさんの先輩たちも、受験が終わると「やることがなくて、どうしよう!」「つい塾に来ちゃった!」などと言って、塾に来るなんて子もいました。
一生懸命勉強して、高校受験を乗り越えた人の誰もが通る道なのですね。
この、ある種の「気持ち悪さ」を、しっかり味わい尽くして人生の糧にしてほしいと思っています。
そして、全員が合格を手にできるよう祈っています。
高校進学はゴールではない!人生は長いぞ!
高校進学はゴールではありません。当たり前のことですが・・・。
人生を、フルマラソンの42.195Kmに例えれば、まだ10Kmにも満たないレース序盤です。
レースはまだ始まったばかりなのですから、何人かに抜かれたとしても、また抜き返せばいいのです。
あなた次第で、この先のレース展開をいくらでも面白くできると思います。
公立高校入試までの長い受験生活を乗り越えた人は、私立で受験を終えた人の何倍も貴重な経験をしています。
これからの長い人生には成功ばかりが待っているわけではありません。
むしろ、壁にぶつかって悩むことのほうが多いでしょう。
そんな時、高校受験での苦しかった経験が、あなたの人生選択にヒントを与えることがあるかもしれません。
この入試結果がどのようなものであろうとも、胸を張って高校に入学して、次の目標に向けて走り出してください
]]>いろいろあった一年でしたが、無事に明日という日を迎えられること、
受験勉強の日々を振り返って、今一度、感謝の思いも合わせて受験会場へ向かってほしいと思います。
もちろん、当事者である受験生のみなさん、よく今日まで戦ってきました。
しかし、その姿をあたたかく見守っていただいた、ご家族はじめ周囲のさまざまな人たちが、
受験生のみなさんとともに、今日まで戦い抜いてきたはずです。
だから、「合格したい」強い気持ちと、「感謝」の心を持って挑んでほしいのです。
さて、試験が終わってから、発表があってからは言いたくないことを書こうと思います。
それは、『たかが高校受験、されど高校受験だ』ということです。
仮に、高校受験で不合格になったとしても、そんなことで大きく人生が傾いてしまったり、
すべてがダメになったりすることはありません。
だから、心のどこかに『たかが高校受験』という気持ちを持って挑んだ方が良いと思うのです。
長い人生です。いくらでも挽回できるし、不合格も人生の糧にできるはず。
そのくらいの気持ちの方が、心に余裕もできるし、力も生まれるものです。
それに、『失敗』って何なのでしょう?
挑戦しきれなかったり、本来すべき努力が不十分であったことを言うのであって、
『不合格=失敗』ではないと思っています。
受験の成否は、合否とは必ずしも一致しないというのが私の持論です。
十分に努力して挑戦した結果の不合格には、学べることが多いのです。
ですが、『されど高校受験』だとも思うのです。
たかが高校受験に対して、日々全力を注ぐ。一生懸命に努力を積み重ねる。
その行動の積み重ねを通して、みなさんは大きく成長できるのであり、
本当の意味で、自信や誇り、厳しさや優しさというものを持つことができます。
そして、一生懸命頑張った人だけが、成長や喜びや感動を味わえるのではないでしょうか。
私がいろいろな場面で使う『9勝6敗』というのは、
単純に6敗してもいいということではありません。
心して挑戦した結果の6敗に大きな価値があるからこそ、
9勝にはそれを上回る成長や喜び、未来への希望をもたらす力があるという意味です。
中3生はこの一年、『たかが高校受験』に多くの時間をかけて日々取り組んできました。
そんなみなさんが本番で実力を出し切れるよう、私は願うばかり、もうそれしかできません。
みなさんの健闘を、そして幸運を祈る!
Good Luck!!
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まず、全県の概況です。
募集人員30,960人に対し、34,793人が志願しました。(昨年比156人増)
志願確定倍率は、1.12倍で、昨年の1.11倍から、0.01ポイント上昇しました。
全日制課程における志願状況について、
?1.5倍以上の学校は13校15学科(昨年16校19学科)
?1.0倍未満の学校は57校89学科(昨年62校99学科)
となりました。
ここからは、柏市からの受験生が多い2学区と3学区の全日制普通科に絞っていきます。
2学区と3学区の全日制普通科の募集定員13,280人に対し、15,634人が志願しています。
倍率は1.18倍で、昨年の1.15倍、一昨年の1.12倍と比べて上昇しています。
学区別に見てみると
2学区…定員7,800人・志願者9,110人・倍率1.17(昨年1.14・一昨年1.13)
3学区…定員5,480人・志願者6,524人・倍率1.19(昨年1.15・一昨年1.11)
となり、3学区の方がやや競争率が高くなっています。
過去2年間と比較しても、3学区の上昇が大きいこともわかります。
私なりの分析ですが、公立の人気が高まっているというよりは、
併願先の私立へ進学する覚悟を決めて、公立をチャレンジしていると考えます。
ここには、各私学の努力によって、私学の魅力が伝わているという背景があるのではないでしょうか。
また、千葉県は県内の私学に進学する場合の就学支援金が充実しているということもあります。
以前に比べて、私学へも通いやすくなっていることも、私学へ進学するハードルを下げていると言えます。
少しだけ、学校別に見ていこうと思います。
志願倍率が2倍を超えたのは東葛飾1校でしたが、1.5倍を超えたのは9校でした。
1位、東 葛 飾 2.00倍(昨年1.86、一昨年1.82)
2位、県立船橋 1.78倍(同1.83、1.76)
3位、柏 の 葉 1.74倍(同1.35、1.60)
4位、市立松戸 1.65倍(同1.44、1.23)
5位、船 橋 東 1.56倍(同1.17、1.30)
6位、国 分 1.534倍(同1.42、1.13)
7位、松戸国際 1.530倍(同1.37、1.42)
8位、小 金 1.525倍(同1.82、1.51)
9位、流山おおたかの森 1.519倍(同1.41、1.28)
以上が、倍率が1.5倍を超えた9校です。
近年人気のある学校が中心ですが、特筆すべきは、市立松戸や国分、松戸国際など、
北総線を利用する学校の人気が高い事でしょうか。
一部の私学が北総線の値下げにより、定期料金が引き下がったことをかなりPRしていましたが、
こういったことも影響した可能性があるのかな、と思います。
また、TX沿線の人口増加や街のイメージアップも手伝ってか、柏の葉やおおたかの森も
近年の厳しい入試傾向が続きそうです。
逆に、1倍に満たなかった高校は18校となり昨年の19校よりは1校減少したものの、
そのうち15校は、昨年に引き続き1倍に満たない結果になりました。
また、18校中13校が3年連続の1倍未満となり、人気の二極化は深刻な問題と言えるでしょう。
公立高校の再編計画があると聞いていますが、志願倍率が0.5倍に満たない学校も3校あり、
将来的には、少子化とともに、かなりの再編が行われることになるかもしれません。
1倍に満たない高校は、
浦安南0.34、沼南0.36、船橋豊富0.36、八千代西0.62、鎌ヶ谷西0.68、我孫子東0.69
船橋北0.70、行徳0.74、沼南高柳0.81、浦安0.83、船橋法典0.84、八千代東0.87
流山北0.88、船橋古和釜0.89、船橋二和0.95、野田中央0.96、松戸向陽0.96、我孫子0.99
です。
志願者数も確定し、あとは試験本番を待つのみです。
受験生のみなさんの健闘をお祈りしています。
PDFファイルはこちら
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午後4時現在の変更状況が県教委のHPにて公開されています。
今回も、柏市の受験生が多い2学区と3学区の全日制普通科に絞って、
変更状況を作成しました。
志願者の流出が多い学校(20名以上の減少)
1位、東 葛 飾 43名減 倍率2.21→2.03
2位、県立船橋 38名減 倍率1.93→1.82
3位、市 川 昴 28名減 倍率1.42→1.33
4位、松戸馬橋 27名減 倍率1.26→1.17
5位、柏 の 葉 22名減 倍率1.82→1.74
6位、市 川 東 21名減 倍率1.44→1.38
志願者の流入が多い学校 (20名以上の増加)
1位、市 川 南 30名増 倍率0.99→1.09
2位、八千代東 29名増 倍率0.78→0.87
3位、我 孫 子 26名増 倍率0.90→0.98
4位、国 府 台 23名増 倍率1.17→1.24
5位、柏 中 央 22名増 倍率1.08→1.15
という状況です。
志願先変更は、明日の正午まで受付です。
PDFファイルは以下
https://drive.google.com/file/d/1u_IVAX6aSGd4eNjWLxVPNyemA2aSvP4a/view?usp=sharing
]]>塾長の水野です。
18時過ぎに、県教委から公立高校入学者選抜の志願状況(本日正午現在)が発表されました。
総進図書のHPでも公表されているようですので、県内全域の状況はそちらから確認できます。
このページでは、柏市からの受験生が多い「2学区」と「3学区」の”全日制普通科”に絞って、
まとめたデータを掲出していきます。
まずは、志願状況と1月の進路志望調査からの受験生の動きです。
1月の志望校調査の志望者倍率ランキングTOP10は、以下の通りでした。
1位、県立船橋2.63
2位、東葛飾 2.43
3位、柏の葉 2.33
4位、市立松戸2.00
5位、松戸国際1.96
6位、小 金 1.96
7位、国 分 1.78
8位、八千代 1.63
9位、県立松戸1.62
10位、柏 南 1.58
そして、本日発表された志願倍率のTOP10は、以下の通りになりました。
1位、東葛飾 2.21(出願率90.9%、-53人)
2位、県立船橋1.93(出願率73.7%、-221人)
3位、柏の葉 1.82(出願率78.2%、-142人)
4位、市立松戸1.67(出願率83.7%、-91人)
5位、船橋東 1.63(出願率115.3%、+69人)
6位、松戸国際1.60(出願率81.6%、-72人)
7位、国 分 1.78(出願率87.7%、-70人)
8位、小 金 1.96(出願率78.6%、-134人)
9位、おおたかの森1.53(出願率100%、±0人)
10位、柏 南 1.47(出願率93.3%、-38人)
志願倍率が1.5倍を超えた学校は9校で、昨年の6校よりも増加しています。
ちなみに、昨年は2倍を超える学校はありませんでした。
公立志向が高くなったというよりも、私立の努力もあり、「不合格なら私立の方が良い」と
考える受験生および家庭が増加しているのではないか、と思います。
今年は東葛飾の人気が非常に高く、2.21倍と突出していてかなり厳しい入試になりそうです。
また、東葛飾は志望校調査から数が減らないことも特徴で、過去6年の出願率平均92%と比べても
大差ないことから、東葛飾と決めたら最後までこだわる姿勢が健在と言えます。
県立船橋や小金、柏の葉といった、人気があり毎年厳しい入試になっている学校では、
出願率が80%を割り込み、いわば記念受験となる受験生の多くが、現実路線に転換したと言えるでしょう。
なお、船橋高校は過去6年間の出願率平均78%、小金高校は同85%ですので、
今年はより慎重な姿勢になったと言えるのかもしれません。
また、近年顕著な二極化傾向も激しさを増していて、
30位の市川南(0.99)から49位の浦安南(0.35)まで、実に20校が定員割れとなりました。
普通科全日制だけで、なんと40%以上の高校で定員割れになる。
これは異常事態ではないかとさえ思える状況です。
このような状態が恒常化すれば、公立高校の統廃合もやむを得なくなるのではないでしょうか。
資料の2つめは、15日と16日に志願先変更ができますが、
例年(過去2年)の志願変更の状況をまとめてみました。
倍率が高くなっている高校からの流出と、低倍率の学校への流入がどれくらいるかですが、
今年はどうなるでしょうか。
県立船橋高校は、例年40名以上が動いていますが、
その他の学校では、突出して大きく動いたケースは多くありません。
多くても30名以内の増減かな…と予想できますが、こればかりはふたを開けてみないとわかりません。
志願変更をするか否かの判断については、
1、合格している私立高校と変更先の公立高校との比較
2、直近で解いている過去問の得点状況
などを材料にして、最終決定をすれば良いと思います。
志願変更の15日まで、週末をはさんで時間もありますので、
受験生本人の意思とご家庭の方針と、よく話し合って判断していただきたいと思います。
ちなみに、私の場合は、本人およびご家庭が納得して受けることが前提になりますが、
私立の合格状況が良い場合は、覚悟を決めて受験する方が良いと思っています。
公立の志望校を下げた場合と、私立に進学した場合で、3年後の進路はどうなのだろう?
と考えているからです。
第1志望の高校に入学できることが1番でしょうが、高校は人生のゴールではありません。
長い目で見た時に、私立へ進学することがプラスになることだって多いのです。
千葉県は、就学支援金の制度も充実しているため、以前に比べれば私学にも通いやすくなっています。
志望校を下げれば下げただけ、将来の選択肢が狭まる現実も、熟慮するとよいのではないでしょうか。
掲出した表はPDFにもしてあります。以下よりダウンロードしてお使いください。
https://drive.google.com/file/d/1l7ab6Rs3TW0SKGqbt7eZkWmE8KQR2Pnb/view?usp=sharing
https://drive.google.com/file/d/1jfDVzFttoryPXfNTtSq4FPDOFAomUawu/view?usp=sharing
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本当に久しぶりの更新になってしまいました…。
今回はタイトルの通り、来春の千葉県公立高校入試における、各校の評価方法と配点についてです。
10月19日より、各高校のHPで公表されています。
柏市のある第3学区から受験可能な、第2・第3・第4学区の各校の配点をまとめました。
念のためおさらいしておきますが、
千葉県公立高校入試では、以下の3点を選抜の資料として総合点を算出します。
?学力検査の得点(500点満点)
?学校設定検査の得点(2日目に行う各高校が実施する検査で満点は各校で決定)
?調査書の得点(9教科×5段階=135点満点・加点項目)
※( )内の満点は専門学科の傾斜配点や、調査書評定に乗ずる「K値」を考慮していない。
※?の加点項目は各校で決定。
学力重視で選抜する高校では、?と?の割合が低く抑えられ、
学力以外を重視する場合は、?と?の割合が高く設定されています。
(簡単に言えば、偏差値の高い高校は?と?の割合が低い。)
学校によっては、学校設定検査の評価方法の詳細や、調査書の加点項目詳細も公表しています。
志望校の評価方法は抜かりなくチェックしておきましょう。
また、公立高校には「期待する生徒像」という項目があり、
入試ではその生徒像に合致してるかどうかを見極められることになります。
ですから、求められている生徒像に少しでも近づけられるよう、努力することも大切です。
(今さら感がありますが…。)
↓各校の配点はこちら↓
http://drive.google.com/file/d/1VeMN-dgTwzA2S4naT8zzbMnH_AXkHOgC/view?usp=sharing
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こんばんは、今日発売の週刊朝日で、
毎年恒例の「東大・京大」合格数超速報が出ました。
千葉県内の高校からも多数の合格が出ています。
合格者を輩出した学校を列挙していきます。
〇東京大学(3084名合格)
順位 | 学校名 | 卒業生数 | 合格者数 | 内現役人数 |
1 | 渋谷幕張(私) | 349 | 74 | 54 |
2 | 市川(私) | 451 | 23 | 18 |
3 | 千葉・県立 | 313 | 19 | 13 |
4 | 船橋・県立 | 361 | 10 | 7 |
5 | 東葛飾 | 312 | 9 | 7 |
6 | 稲毛・市立 | 314 | 3 | 2 |
7 | 昭和学院秀英(私) | 289 | 3 | 1 |
8 | 千葉東 | 2 | ? | |
9 |
県立柏 芝浦工大柏(私)・成田(私) |
1 | ? |
〇京都大学(2833名合格)
順位 | 学校名 | 卒業生数 | 合格者数 | 内現役人数 |
1 | 船橋・県立 | 361 | 13 | 7 |
2 | 千葉・県立 | 313 | 7 | ? |
渋谷幕張(私) | 349 | 7 | ? | |
4 | 市川(私) | 451 | 6 | ? |
5 | 東葛飾・佐倉 東邦大東邦(私) |
2 | ? | |
8 |
昭和学院秀英(私) 専修大松戸(私) 八千代松陰(私) |
1 | ? |
以上のような結果です。
東京大学は、判明率90.8%、京都大学は後期入試の結果がこれから発表されるので、
今後も若干の変化があるかもしれません。
東大や京大は、地域でも「トップクラス」の生徒が合格できる非常に狭き門です。
公立、私立問わず、トップ校に進学しなければ、なかなか難しいということも事実で、
中堅から上位の生徒にとっては、夢物語的な部分があります。
これは、私感ですが、高校の「進学力」というのは、「東大」「京大」で測るよりも、
地元の国公立大学(千葉県の場合、千葉大や筑波大)への合格者数の方が
重要資料になり得るのではないか?と考えています。
(開成や灘、渋谷幕張などの、地域トップの生徒を集めている学校は除く)
例えば、ある高校で東大が1人出ましたよ!と。
しかし、その他の合格状況が、千葉大・筑波大が合計3名でした。
というよりも、むしろ東大は出ませんでした、
しかし、千葉大と筑波大の合計は30名ですよ!
の方が、インパクトあると思いませんか?
東大1名なんて言うのは、たまたまそういう天才が1人いただけ
という評価もできなくはないわけです。(合格した1人はとてもすごい!)
けれど、千葉大と筑波大併せて30名となれば、高校の1クラス分がそこに合格したことになります。
これから高校受験をする受験生、保護者の視点に立った時、
「あの高校に行けば、千葉大や筑波大も夢じゃない!」
と、現実的な目標として考えられるように思います。
という訳で、筑波大と千葉大の前期入試までの速報も掲載されていたので、まとめました。
(千葉県内の高校のみ)
〇筑波(1998名合格)+千葉大学(1997名合格)
順位 | 高校名 | 筑波大学 | 千葉大学 | 合計人数 | 東大+京大 |
1 | 船橋・県立 | 12 | 48 | 60 | 23 |
2 | 佐倉 | 15 | 38 | 53 | 2 |
3 | 千葉・県立 | 6 | 42 | 48 | 26 |
4 | 東葛飾 | 21 | 22 | 43 | 11 |
5 | 市川(私) | 10 | 33 | 43 | 29 |
6 | 千葉・市立 | 39 | 39 | ||
7 | 昭和秀英(私) | 4 | 33 | 37 | 4 |
8 | 千葉東 | 5 | 31 | 36 | 2 |
8 | 小金 | 10 | 26 | 36 | |
10 | 薬園台 | 7 | 28 | 35 | |
11 | 渋谷幕張(私) | 10 | 19 | 29 | 81 |
12 | 東邦大東邦(私) | 8 | 20 | 28 | 2 |
13 | 木更津 | 3 | 24 | 27 | |
14 | 柏・県立 | 7 | 15 | 22 | 1 |
15 | 船橋東 | 2 | 19 | 21 | |
16 | 佐原 | 8 | 12 | 20 | |
17 | 専修大松戸(私) | 7 | 11 | 18 | 1 |
18 | 稲毛・市立 | 17 | 17 | 3 | |
19 | 芝浦工大柏(私) | 6 | 10 | 16 | 1 |
20 | 日大習志野(私) | 5 | 10 | 15 | |
21 | 成東 | 14 | 14 | ||
21 | 八千代 | 2 | 12 | 14 | |
23 | 長生 | 2 | 11 | 13 | |
23 | 幕張総合 | 2 | 11 | 13 | |
24 | 市原中央(私) | 9 | 9 | ||
24 | 志學館(私) | 9 | 9 | ||
24 | 成田(私) | 9 | 9 | 1 | |
24 | 麗澤(私) | 6 | 3 | 9 | |
29 | 銚子・市立 | 8 | 8 | ||
29 | 八千代松陰(私) | 3 | 5 | 8 | 1 |
31 | 鎌ヶ谷 | 7 | 7 | ||
31 | 日出学園(私) | 2 | 5 | 7 | |
33 | 津田沼 | 6 | 6 | ||
33 | 成田国際 | 6 | 6 | ||
33 | 流通経大柏(私) | 2 | 4 | 6 |
以上のような結果になりました。
少し、眺めが変わるような気がします。
渋谷幕張など別格の高校は別として、
東大や京大に合格した人数と地元国立大学への合格人数の順位は、
比例しているわけではないのです。
東大や京大に合格者が出ていて、
千葉+筑波でも上位という学校もあれば、
千葉+筑波で10人未満という学校もあります。
東大や京大のランキングについては、
開成や灘などの超エリート校を比較する場合や、
10年間の推移で人数が伸びている高校のピックアップ
という面で、有意義なものなのでしょうが、大衆向けにはどうなのでしょう?
このように、各高校の進学力は、「1名のスーパーエース」に注目するのでなく、
「在籍生徒の総合力」に注目してみる視点も大切だと思います。
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